絵手紙 4月 ぜんまいの神秘

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今回ご紹介する4月の絵手紙の題材は、春の山菜ぜんまいです。

このぜんまいちゃんは絵手紙のモデル用にといただいたもの。食べることなく観賞用としてキッチンに飾られています。 

絵手紙の言葉:4月 ぜんまい

私たちの命はだれのもの 神のものですか それとも私たち自身のものですか

 

4月の絵手紙 『ぜんまいの神秘』

すごいよ!
春の山菜、ぜんまいちゃん♪

くるくるキャンディみたいな真ん中に、開く前の葉っぱがキレイに畳まれて見事に収まってる!

神秘じゃ~~~っ!

これが徐々にほころんで、4月の春の光の中で葉っぱらしい姿になるんかなぁ? 


って、実はぜんまいちゃんのこと全然知らない私。

ちょいと気になって、我が家にある牧野富太郎せんせーの植物図鑑を見てみた。

でも、肝心のくるくるキャンディの真ん中の葉っぱのことは、説明が見当たらへんかったー。 

(なので、くるくるキャンディの真ん中に格納されているのが葉っぱとして、この話を続けますぞよ)

葉っぱらしい…って変やんね。
だって、もうすでに葉っぱやもん。

種から芽が出て、ぐんぐん伸びて、くるくるキャンディみたいになって、初めて「ぜんまい」だと“私”が認識するカタチになる。

 

それ以外のゼンマイの姿を知る人は、私とは違うタイミングでこの子がゼンマイだと認識するよ。

カタチはどんどん変化する。

「変化することだけが、唯一変化しないこと」

って言うけど、ホンマにその通りやと思う。

くるくるキャンディの真ん中に格納されたぜんまいちゃんの葉っぱ。 


「今朝の7時から葉っぱなんです!」

「先っちょにプチっとね、点ができた瞬間から、それが葉っぱやねん!」

 

とかって、そんな単純に「ここ(いつ)から葉っぱで、ここ(いつ)までは葉っぱじゃない」なんて言い切れないよね。

 

で、「いのち」って何?

「生きてる」っていうけど、いつから生きてるん?

 

この世に生まれ落ちた時?

それとも、お母さんの胎内に宿った時?

いつの時点で「宿った」、ってわかるんかな?

それとも精子と卵子がくっついた時やろか?

なんかわからんけど…


この世に生まれて、さまざまな世界と交わって、死んでいく。。。

もうめちゃくちゃ不思議現象を体現してるよね、私達って…。 

私達のいのちは誰のもの?

神さまのもの?

私達自身のもの?

誰のものでもないよねぇ。 

 

誰のものでもないってことは、裏を返せば、みんなのもの?

神様のものでもあり、わたしたちのもの。。。

そもそも神様はどこにおるんかな?

ひとりひとりの中におるんかな? 

あ゛ーーーーーっ!

どこまでいっても答えは出ない。

言葉と考えにぐるぐる翻弄されまする。。。

【後日談】ぜんまいのくるくるキャンディの真ん中は葉っぱにならず、乾燥した茶色のヒゲがモヨモヨ出た紐状の姿に変身中!

 

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