2024年7月17日は祇園祭!そんなこととは露知らず、呑気に京都観光バスツアーを事前予約していた私たちおっぺけ母娘。
混雑にビビったけど京都行きを決行!
高齢の83才幸子はんと祇園祭り当日に行く、京阪バス「おこしバスツアー」の特別拝観めぐりにレッツゴー♪
7月の京都観光バスツアーは特別拝観めぐり3つ(ランチ付)
京都定期観光バス『夏の特別拝観の建築と庭園』
今回のお出かけは京阪バスの『おこしバス』での京都観光。
Lコースの『京都 通常非公開の名建築と夏の庭探訪』です。
行き先は、仁和寺、大雲閣、智積院。ランチは老舗料亭『六盛』でね♪
今日はみ~んな、京都のまちなかで祇園祭を楽しんでいる真っ最中。
バスツアーの参加者はたったの9人!座席は1人4席も使えちゃう♪
最初の観光地は世界遺産にも登録されている仁和寺へ。
仁和寺の竜王戦の広間(通常公開)と堂本印象のふすま絵(特別拝観)
と~~っても広くて見どころ満載の仁和寺。
まずは将棋の藤井聡太さんや羽生善治さんが竜王戦で戦った場所をご覧あれ。
こんな所で対局って、どんな気分なのかな。ま、勝負事の真っ最中はそんなの関係ないよねぇ~。
仁和寺の世界遺産30周年記念と『黒書院』修復完成記念として、普段は非公開の堂本印象の錚々たる襖絵を間近で特別拝観してきましたよ。
ささっ、めったにお目にかかれない立派な襖絵を見ていきましょ♪
柳鶯の間 堂本印象 筆
四季花鳥の間 堂本印象 筆
襖の右下に描かれたリスにご注目!
リアルで細やか!このリスちゃん、ガラス越しに撮るのにメチャ苦労しました!
国宝の金堂や重要文化財の五重塔、国指定名勝の御室桜などなど、めちゃ広~~い敷地にたくさんの文化財を持つ世界遺産の仁和寺は短時間では回りきれませぬ。
仁和寺御所庭園
江戸時代の名勝庭園(北庭)だよ~
仁和寺で途中迷子になりかけた私。
さぁ、ランチタイムは手おけ弁当で有名な六盛さんへ♪
京都の老舗『六盛』の手おけ弁当ランチ
京都の老舗『六盛』
赤い傘が目印よん♪
私たちは2階の大広間のテーブル席で、名物!手おけ弁当の昼食をいただきました。
大きな窓ガラスは開放感いっぱい!
団体さんもテーブルが1組ずつ分かれているところがグッド♪
7月17日祇園祭の当日のせいか、お隣の広間も観光客がめちゃ少ないみたいで、話し声もまばらでした。
ゆったりとしていて、静かでとってもよかったw
こんなに少人数なのは、やはり珍しいそうな。
六盛の手おけ弁当はこんなん♪
夏らしく、鱧の炊き込みご飯でした。
見た目も細やかで可愛らしく、お味も上品で優しくて美味♪
目でも舌でも味わえる。
さすが120年の歴史がある老舗料亭やわぁ♪
丸いところ(桶)にお料理を盛り付けるのは難しいそうな。四角い容器は丸いものより、ずっと簡単にお料理を入れられるんだって(なるほど~)
ツアー料金に含まれていたので、ランチのお値段は存じ上げませぬ。
が、HPでチェックしたら、通常は¥3,751(税サ込)でした(もうすぐ値上げの予定)
食事を終えて、六盛から5分ほど歩くと、道を挟んで両側に八坂神社と鳥居が見えるよ~♪
八坂神社
八坂神社の鳥居
それからソフトクリームを1つ買いました。
チベたい(冷たい)から、幸子はんと2人で1つ。
幸子はんに持ってもらって、アイスの写真を撮ろうと思ったら、、、
手遅れやったー(汗)
暑くて待ちきれなかったんやねぇ。
めっちゃオモロい顔どした~(本人の名誉のため隠すけど)
このソフトクリーム、なんか「おたべ」の味がするぅぅぅー♪と思ったら、京都のお土産で有名な「八つ橋」のスティックせんべい(?!)がスプーンがわりに刺さってる。
ほんのり香るニッキと抹茶アイスのハーモニーがグッド♪
さぁ、再びおこしバスに乗り込み、午後の特別拝観めぐりへGO!
大雲院の祇園閣は6年ぶりの特別拝観が解禁♪
織田信長・信忠父子の菩提を弔うために建てられたお寺、大雲院。
そこに建てられた建築家 伊東忠太氏が設計した祇園祭の鉾を模した名建築は、なんと6年ぶりの特別公開でござる!
鉾のてっぺんには鶴!
祇園閣の中の階段を登りながら、内部の壁画を観賞。
塔の上からぐるりと360度、きれいに京都の街が一望できました\(^o^)/
祇園閣に入ったら撮影は一切NG!
シェアできないのが残念や~!
そして7月、夏の京都の特別拝観めぐりのラストを飾るのは、またもや堂本印象の作品を特別公開している智積院。
智積院の特別拝観は色あざやかな堂本印象の襖絵
特別公開の智積院の宸殿は賓客を迎えるための建物。
その宸殿で、本日最後の堂本印象の作品とご対面♪
2025年に没後50年を迎える巨匠・堂本印象の『婦女喫茶図』の襖絵は、その名の通り、二人の女性が野点てを楽しんでいる色鮮やかな襖絵です。
見どころは次の3つ♪
- 着物の女性の履物がぞうりではなくサンダル♪
- 襖絵左端の上半分に描かれた四角い扇のようなものは、なんと松の木!ユニークでしょ!お松さまの雰囲気出てるよね~。
- 赤い傘には桔梗の花が…そう、智積院の寺門は桔梗。これは堂本印象が「正真正銘!私が智積院のために描いた襖絵だぞ~!」という証拠なのだっ♪
『婦女喫茶図』堂本印象
注目!サンダル・赤い傘・左端の松の木♪(写真:パンフレット「京の夏の旅」より)
色鮮やかで明るい雰囲気のこの襖絵は、仁和寺の黒書院でみた❝リス❞が描かれた水墨画とは全く違う趣でしょ。
渋くて優雅な墨絵より、こっちの絵の方が私の堂本印象のもともとの印象(ダジャレとちゃうよ~)
同じ人が描いたとは思えませぬ♪
当時は個性的なこの絵にいちゃもんをつけた人もいたそうな。
でも、堂本印象は「100年後にこの絵の価値が証明される」とキッパリ!
さすがや~!
まだ100年も経ってないのに、証明されてますよ!堂本はん!
ちなみに、彼のサインは2種類あるんだって。
「堂本印象」と「恒性堂本印象」
その違いは、上に【恒星】がつく「恒性堂本印象」というサインは、彼が自分で「よしっ!」と納得した絵だけに入っている名前だそうな!
ガイドさん曰く、「恒性がつく堂本印象の絵は、現物は私も2枚しか見たことがないんです」とのこと。
智積院には寺紋の桔梗があちこちに♪
桔梗の花もいっぱい咲いていました
智積院「利休好み」の池泉鑑賞式庭園(名勝)
最後は智積院の宝物館へ
京都お出かけのトリを締めくくるのは宝物館。『長谷川等伯』氏らの迫力ある優美な国宝の屏風絵や障壁画を見て、しばし休憩。
宝物館はバスツアーには入っていない施設なので、大人一人につき入場料は500円。
「今日は拝む所、あんまりなかったなぁ~」と幸子はんと言いながら、宝物館内の小さなお賽銭箱にチャリ~ン♪
美しい絵を堪能し、たっぷりと涼を取ったら、いよいよ今回の京都の特別拝観めぐりもおしまいです。
京都の特別拝観めぐり観光バスツアーは祇園祭の日がおすすめ!?
今回の特別拝観めぐりは、普段目にすることのない日本の貴重な文化財に触れて、その美しさや素晴らしさ(←そんなに簡単にまとめるなよっ!)をいっぱい受け取りました。
そして、堂本印象の絵からは、同じ人間でも全く作風が変わることの面白さ、彼の自分への信頼と自信、そして情熱を感じました。
にっぽんバンザイ\(^o^)/
参加者たった9人だけ京都定期観光バスツアー『通常非公開の名建築と夏の庭探訪』コース。
7月17日祇園祭当日。山鉾が練り歩く京都のまちなかを避けた1日観光の旅は、特別拝観めぐりを終えて、解散地のJR京都駅の烏丸バス停へと向かいます。
帰り道もめっちゃスムーズ!
スイスイ~&ゆったり~♪
混雑に巻き込まれたり、時間が足りずに慌てたりすることは皆無!
10時に出発して15時前には京都駅に帰ってきましたよ~ん。
なんと所要時間の30分~1時間以上も早く解散場所の京都駅に到着。
バスガイドさんも「どこも空いていて、皆さんラッキーです!」と何度も言ってました。
最初から最後までめちゃくちゃ快適なバスの旅!
祇園祭でダダ混みの京都の中心地を避けて、特別拝観できる世界遺産や国登録の有形文化財の建築物、国宝や貴重な芸術品など、超スムーズにゆったり観光できたことはマジでラッキーでした。
世界的にも有名で日本が誇る祇園祭の日!
もし「7/17は祇園祭には行かなくてOK♪」という年の京都訪問は、ぜひ山鉾巡航ルートを避けた定期観光バスツアーを利用してみてね♪
めちゃオススメです\(^o^)/
7月京都観光おこしバス 特別拝観めぐり♪行き方とお出かけ費
京都定期観光バス乗り場までの行き方
真ん中の縦長の長方形がバスターミナル(小っちゃ過ぎ!)
集合場所は京都駅烏丸バスのりば。
神戸市内から電車でアクセス。新快速でJR京都駅中央口(烏丸口)で下車。
京都定期観光バス乗り場はバスターミナルの一番西側(郵便局の手前)で、烏丸口改札から徒歩約3分。
観光バスは予約なしでも空席があれば、乗り場の横にある案内所ですぐに申込みOK。
事前予約済みでも当日精算なので、キャンセルも連絡すれば大丈夫。気軽に予約できるのがいいところ♪
7月京都観光おこしバス 特別拝観めぐりのお出かけ費
2024年7月17日 京都観光バスツアー Lコース『京都 通常非公開の名建築と夏の庭探訪』のお出かけ費
すべて2人分の合計♪
- 京都定期観光バス『通常非公開の名建築と夏の庭探訪』 21400円
- 智積院宝物館 入場料 1000円
- 交通費(往復) 5120円
- ソフトクリーム 400円
- その他 100円
合計 28020円
まとめ
- 7月祇園祭の当日の京都観光は『おこしバス』で♪ まち中のお祭りエリアを避けて、特別拝観のお寺・神社・文化財など、京都の見どころを快適に観光!
- 定期観光バスツアーのコースは当日精算。急なキャンセルも電話すればOKなので、事前予約もお気軽に♪
- 仁和寺と智積院で特別拝観できる堂本印象のふすま絵は必見!ぜひ違いを楽しんでね♪
- 祇園閣は晴れた日に!京都の町をぐるりと一望できます。
- 京都の老舗料亭『六盛』の名物ランチ「手おけ弁当」は、見目麗しく、お味も美味。
- 京都定期観光バス(おこしバス)公式HP
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